現地人に嫌われる(現地人とうまく仕事ができない)日本人駐在員 (その1)

さて、今日は、現地人に嫌われる(現地人とうまく仕事ができない)日本人駐在員について書いてみたいと思います。

「現地人に嫌われる」と書くと、「嫌われても構わない」、「俺は仕事をするために駐在に来ているんだ」と、憤慨し、このレポートを読む気にもならない人がいるかも知れません。しかし、本当は、そんなふうに考える日本人駐在員の方々にこそ読んで頂きたいと思い、このレポートを書き始めています。と言うのも、日本人駐在員の立場は、「人、物、金」をお預かり、マネージメントする立場です。従って、「」のマネージメントが出来ないのは、役目(仕事)を果たしていないのと同じだからです。まず、そこから分かってもらいたいと思います。

さて、以前このブログで『現地人が駐在員に求める3つの態度』と言うレポートを書かせてもらいましたが、そのレポートで書かせてもらった『求められている3つの態度』と真逆の態度を示す人は、勿論、現地人に嫌われ、一緒に仕事ができない人です。つまり、①駐在地の国、文化、習慣を「悪く言う」、「卑下する」言葉を発したり、態度をしたりする人です。冗談でも、そんな言葉や態度を示すことは避けるべきです。現地人にも色々な性格の人がいるので、冗談が通じているのかなと思える人や場面もあるかも知れませんが、そうでない(通じない)時がほとんどです。以前にも書きましたが、生まれ育った日本と駐在する現地と比べれば、色々な点で『違い』があるのは当然です。その『違い』は、『違い』としてだけ認識されるべきで、日本と比べて評価するべき『もの』ではありません。もし評価してしまうと、『良し悪し』の判断を下してしまい、自然に言葉や態度にその判断が出ます。それが、もっとも怖いことです。そして、とても嫌われる原因です。これは、仕事のやり方についても同じことが言えます。日本人駐在員、特に、生産系の方は、日本式のやり方を教科書としようとし過ぎるために、現地人の仕事の進め方を全く無視してしまう傾向が強いと言えます。唯、無視するだけなら良いのですが、『否定』して現地人マネージャーを部下の前で『顎で使う』やり方で仕事を進めてしまいがちです。これをやられると現地人マネージャーは、日本人駐在員の人の顔を伺うようになるだけでなく、仕事への責任を負わなくなります。「いや、私はそんなことをしない」、「私は現地人マネージャーの話を聞きながら、現地人に分かってもらうようにしている」と言う人がいるかも知れませんが、そんな人に限って、直接的な指示は出さないくせに、やらせたいことを『微妙』な形で示すため、現地人は混乱してしまい、嫌われないまでも、働きづらい指導者と見做されます。特に問題なのは、(そんなことを言う人は、)通訳を通すより自分の言葉で伝えることが最良だと誤解しているので、上手く使えない英語で現地人マネージャーと話をしたがります。そうすると、本来は、このコミュニケーションが一番しっかりと取られなければならない場なのにもかかわらず、中途半端な内容の会話になるのが通常です。実は、そうなった例を日常茶飯事に見て来ています。悪いことは、日本人駐在員は、上手く納得してくれたと思い込み、自分の取った行動を自画自賛する傾向があり、一方、現地人マネージャーは良く分からなかったけど、日本人駐在員の言ったようにやろうとなります。そうなると、現地人マネージャーは、「日本人駐在員が言ったからやれ」と指示を出し、指示されたことしかやらなくなります。結局は、現地人の仕事の進め方を『否定』したやり方と同じ結果になります。従って、指示をする時は、はっきりと「こうしたい」と現地人マネージャーにまず打ち明け、そして、言葉に弊害がある(現地語や英語が上手でない)のならば通訳を入れても、現地人マネージャーの意見をしっかり聞き、譲れるところは譲るようにするべきです。

Leave a Reply

Your email address will not be published.

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.