駐在者の方々へのお願い (現地人が駐在員に求める3つの姿勢)

駐在者の方々へのお願い

序文:

私は、ここ三十数年間に渡って、在スペイン日系企業数社で仕事をして来ました。それも、日本の本社から派遣された駐在員としてではなく、スペインの現地採用日本人としてです。また、私が働いてきた会社は、生販一体の会社や工場だったので、営業関連活動から生産関連活動まで幅広い範囲の業務に携わってきました。そして、それらの業務には、通訳も兼ねて従事してきたため、日本人駐在員の方たちの話を理解し、スペイン人従業員に伝える役割や、その逆の役割を務めてきました。そのお陰で、言葉や文化の違いから来るコミュニケーションの難しさを肌で感じさせられるとともに、どうすればコミュニケーションを成功させることができるのかと言うことを学んできました。そして、前回、『海外進出している日系企業の発想の転換を促すレポート 』を書かせてもらいましたが、今回その続きとして、『駐在員の方々へのお願い』と言うレポートを書かせて頂き、私の経験から言える、『何を駐在員はするべきなのか』、『何をしてはいけないのか』を、今回のレポートを読んでくださる皆さんと共有できれば思っています。

第一章 現地人が駐在員に求める3つの姿勢

昔、ある人から「現地人が駐在員に求める3つこの姿勢がある」と教えられたことがあります。その3つの姿勢とは、次のものです。

1. その国(駐在地)を愛してほしい、好きになってほしい。
2. 何か教えてもらいた。
3. 日本(親会社)に対して文句を言ってほしい。(現地を守ってほしい。)

この話を聞いた時、私はもう既にスペインに二十年ほどスペインに住んでいたのですが、「なるほどその通りだ」と思ったことを覚えています。そして、それから、事ある毎に、この教訓を駐在員の方々と共有させて頂いています。

とても有意義な教訓なので、今回このレポートを書くにあたって、この3つの姿勢を詳しく説明させて頂こうと考えた次第です。「説明されなくても、そんなことは分かっているよ」と仰られる駐在員の方々もいらっしゃるかも知れませんが、少しお時間を割いて、付き合って頂けたら(読んで頂けたら)、幸いです。

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